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ドライすぎる創作論②PDCAサイクルで試行錯誤し、自分だけのテンプレを作る

 どうも、チーズフライささ美です。「ドライすぎる創作論」、好評なようで嬉しいです。

 さて、前回は「苦しいところはばっさり切るか、タスクとして考える」でテンプレートの話題を出しました。それを少し掘り下げていきたいと思っております。

 テンプレートとは本来たくさんの話を書くにあたって優秀なツールです。なんといっても、いいテンプレートを作れたらもうそれは「外さない」。なんとかして一発当てたい! という野心溢れる方よりも、元々いるファンのために「一定したクオリティで作品をお届けする」「期待してくれているファンを裏切らない」そういう気持ちを大切にする方には特におすすめです。
 テンプレートの歴史は古いですが、わかりやすい例でいえば「水戸黄門」「寅さん」などがいい例ですね。旅先でなんやかんやあっても助さん角さんが大暴れした後で印籠を出せばはは~っとなって終わるし、風来坊が葛飾柴又に帰ってきたと思ったら騒動の後恋に破れてまた旅に出る。根強いファンだってわかってるんです、新作もテンプレ展開だって。でもそれは言うなれば、作品なりの「王道」であるからして「安心」があるわけです。

 さて、ここからはみなさんも知っているであろうテンプレートをいくつか紹介します。
 まずは「起承転結」。四コマ漫画の他にも色々な媒体で使われる筋ですね。起承転結の各要素の中にまた起承転結を入れるという入れ子構造にもできるとあって、短編から長編までボリュームにあわせたプロットができあがります。
 次は「三幕構成」。ハリウッド映画によく使われているものですね。ざっくり言うと、設定:対立:解決が1:2:1の比率になっているプロットを指します。
 ウィキペディアもどうぞ参考にしてください。私が解説するよりはるかに正確でおもしろいです。

 前置きが長くなりましたが、今回ズバリ言いたいことはこれ。
「自分だけのオリジナルテンプレートを作ろう!」
 ということで、オリジナルテンプレートの作り方をパパっと説明しちゃいますね。

①作品をどかどかたくさんハイペースで発表する
②受けの良かったものを「抽象化」する
③抽象化したものをテンプレートに落とし込む
④テンプレートを使って新しい作品を作る
⑤受けがよくなかったら②に戻る、受けがよかったら自分だけのテンプレートとして利用しまくる

 ……要するに、「試行錯誤」というあいまいな四字熟語をプロセス化したものなんですけどね。
 例えば①作品をどかどかたくさんハイペースで発表する、で「金髪幼女とチンピラヒゲ面おっさんのゆる~い日常」がなんだかウケたぞ! と仮定しましょう。
 ここで勘の悪い人は「そうか! 『金髪』と『ヒゲ』がウケのいいポイントか!」と思っちゃうです。(②受けの良かったものを「抽象化」する)
 そして次回作で「ブロンドのダンディなヒゲ老騎士がひたすら戦う物語」とか出しちゃうわけです。(③抽象化したものをテンプレートに落とし込む、④テンプレートを使って新しい作品を作る)
「いや違うだろ~~!」って思いませんか?
「幼女とおっさんという容姿・立場の真逆な二人が日常を通して少しずつ理解していくのがいいんでしょうがっ!!!」となりませんか? 私はなります。幼女とおっさんフェチなのでわかるんです。
 ということで、次々回作は「生意気幼女とバツイチやもめおじさんが同居にいたるまでのゴタゴタ」みたいなのを出せばいいんだな、というのがわかります。もしくは「気弱ひょろショタと身長2m脳筋お姉さんの愉快な特訓」とかでも全然いいわけです。(⑤受けがよくなかったら②に戻る、受けがよかったら自分だけのテンプレートとして利用しまくる)
 まあコレが間違ってもそれこそ修正していけばいい話なのであって。でも確かに「どこが受け入れられたのか」がわかる勘の良さっていうのも才能の一つかもしれませんね。

 ここで理解しておきたい新しい概念が一つあります。
 社会人なら誰しも知っている、「回せ! とにかく回していけ!」と叱咤激励されたあの概念ですよ。
 そう、「PDCA」。Plan、Do、Check、 Actionという四つの要素を繰り返すことによって進化をするという意識高い系社会人には当たり前の四文字英語です。
 計画、実行、確認、調整。創作にも必要な概念なのでぜひ覚えておきましょう。
「計画」フェーズでウケる作品のアイデアを出す。
「実行」フェーズで作品を実際に作って世に出す。
「確認」フェーズで作品の反響を調べて抽象化する。
「調整」フェーズで抽象化された要素を盛り込んだ新作を出してみる。再び「計画」フェーズでウケる作品のアイデアを出す……この繰り返しです。
 PDCAサイクルによってテンプレートを探し出し、決して大当たりはしないけど「外さない」作品を量産する。これこそ、創作活動で生き残っていくための戦略です。

 ここで一つ疑問が残ります。
「自分の好き嫌いはどうすればいいの?」という問題です。
「この作品ウケたしウケた原因のポイントもわかってるんだけど、あんまり好きじゃないんだよなあ」
「気まぐれで書いたまったく好きじゃないやつが異様にウケて、自分と世間のズレを思い知った」とかそういう悩みもあるんじゃないかなあと。
 端的にお答えするならば、「自分の好きなものとテンプレートは両立可能」だということです。
 もし自分の好きな要素が「ウケるテンプレート」に組み込まれていたら万々歳なのですが、問題はそうじゃなかった場合ですよね?
 では、好きなものとテンプレートを融合召還してしまえばいいのです。
 先ほどの「金髪幼女とチンピラヒゲ面おっさんのゆる~い日常」がウケたけど、俺はバトル物が書きたいんじゃ! というのであれば。二人を戦士にしてしまえばいいんですよ。むしろ設定とかで離れられないような状態にして、バトルと日常を両立させればよいのですよ。むしろバトル時と日常時のギャップがさらにキャラの魅力を上昇させるのですよ。相乗効果ってやつですよ。詳しくはBLEACHの更木剣八と草鹿やちる、スタークとリリネットなどをご参照あれ。
 無理して自分の書きたくないものを書く必要はありませんが、自分の書きたいところはキッチリおさえる。書きたいところをキッチリウケさせるためにテンプレートを利用する……くらいがちょうどいいのかもしれませんね。

 以上、「ドライすぎる創作論」第二回「PDCAサイクルで試行錯誤し、自分だけのテンプレを作る」でした。
 次回もよろしくお願いします。
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